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建築企画
「企画」なんて当たり前のことではないの？と思われた方も少なくないと思います。しかしながら多くの設計が、建築主のわずかな情報と設計者の主観によりまとめられているのが現状です。
「企画」は、建物が完成するまでに建築主が行わなければならない大小さまざまな判断の基礎になるものであり、"良い建築を安く" 実現するためのキーポイントなのです。
建築企画が重要なのは、オフィスビル，工場などの生産設備、大規模店舗、複合施設などです。個人住宅や小規模なものについては、建築設計の中でヒアリングを十分に行うことで、それに代えます。
目的を明確にする
建築主によって、建築の目的（＝何のために建てるのか）はさまざまです。何を重視するか、どの程度の効果を期待するのか等により、どんな形にし、どんな材料を使うのかといったことは大きく異なります。そこで、当社が建築主・関係者のヒアリングやアンケートを行うとともにさまざまな情報を提供し、建築の目的を明確に具体的にします。
「７つのフィルター」を通す
建築の目的を実現するために、出された要望を次の7つの要素のフィルターを通し検討を行います。（現在の建築事務所と総合建設会社の仕組みでは、その一部の検討がなされているにすぎません。）
7つのフィルターとは
- 機能性（使い勝手は良いか・快適か）
- 品質性（壊れないか）
- 安全性（けがが起きることはないか）
- デザイン性（美しいか・意外性はあるか）
- 経済性（無駄や不足はないか・投資に見合う価値があるか）
- 人間性（社員が育ち、人が集まるか）
- 社会性（社会に受け入れられるか・環境に配慮しているか）
求める機能・品質とコストを整合させる
建築の構造、材料、工法などについて徹底的に検討することにより、建築の目的に添った機能・品質を尊重しつつ、コストを極力押さえた建築基本構想を提案します。